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 昭和30年代以降の日本映画黄金時代、高知市の中心街でも数多くの劇場がオープンし、街は活気で溢れ、劇場は文化の発信拠点として、また大人から子供まで沢山の人が訪れる交流拠点として賑わっていましたが、郊外型大型店舗や長引く不況による地域経済の地盤沈下の波がこれらの劇場文化の盛衰と重なり、今、高知市内では次々と文化の発信拠点となる場所が失われており、この生まれ育った町を愛し、もう一度文化を発信したいと地道に活動する劇団やコミュニティは数多く存在するものの、次の時代の担い手ですら確保できないという危機的な状況を迎えようとしています。

 

 そこで、高知市中心街に再び人々が集い喜怒哀楽を共感する場を創出すべく、地元で活動する劇団やアーティストの有志が集まり、地元商店街や行政に働きかけ、ついに、高知大丸の屋上に「壱番街劇場」を開設することとなりました。

 

 この「壱番街劇場」は、現在の高知大丸本館に昭和30年代に存在した「リベラル劇場」という映画館を元に、現代の多様化した文化の受け皿として演劇だけでなく音楽や舞踊など様々な芸能を毎週末に開催いたします。

 

 そして、劇団やアーティストが来場者の皆さんとより身近に接することで、生の演技や演奏を肌で感じていただき、人々の心にもう一度大勢の人々と共感する楽しさを喚起いたします。

 

 

 

Event Concept

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